OPP袋の素材と特徴
OPP袋とは
OPP袋は、透明でパリッとした樹脂(じゅし)製の袋です。OPPのシートは、ケーキを巻いていたり、花束を巻いていたりしています。OPP袋は、アクセサリー・小物・文房具を入れた透明袋から、A3サイズのポスターの保護、Yシャツなどアパレル品の袋などに使われています。OPP袋の素材は、ビニール袋とは違います。
OPP袋の特徴は?
OPP袋の特徴は、プラスチックやビニールなど樹脂でできた色々な袋のなかで、一番透明度が高く、クリアな透明袋という点です。
樹脂を伸ばしているので、パリッとした手触りです。透明度が高く高級感があるのに、比較的安価です。
ただ、OPP袋は、接合部への強い力に弱いです。このため、大型のアパレル用OPP袋では、サイドを強化したフレームシール加工をしています。また、重量物などの包装には、サイドの引っ張りに強いCPP袋もあります。
OPP袋の素材
OPP袋は、ポリプロピレン(polypropylene)を伸ばすことで透明にしたものです。
ポリプロピレン(PP)は、酸やアルカリに強く、絶縁で、過熱することで変形させることができ、完全燃焼するとほぼ水と二酸化炭素となるためリサイクルが容易です。
OPPは、二軸延伸ポリプロピレン(biaxially oriented polypropylene)で、ポリプロピレンを二方向に伸ばすことで、透明性を高めた素材です。防湿性、光沢があり、酸やアルカリに強く、グラビア印刷も可能なため、食品の包装にも用いられています。