OPP 袋とは? OPP袋が何かを初めての方にもわかりやすく説明します!
OPP袋とは
OPP袋とは、Oriented Polypropylene(オリエンテッド ポリプロピレン)の略で、頭文字をとってOPP(オーピーピー)袋と呼んでいます。
日本語に翻訳しますと二軸延伸(にじくえんしん)ポリプロピレンと言いますが、分かりやすく説明すると、ポリプロピレンを縦方向と、横方向の二つの方向に引き伸ばし、透明なフィルム状にしたものです。
製造段階で伸ばしているので、フィルムを引っ張っても、それ以上伸びないのがOPP袋の特徴です。
透明度が高く、腰がありパリッとしているので、商品のラッピング、陳列の袋、DM用の透明封筒、あるいは、お花屋さんのラッピングにOPPは使われています。
OPP袋は梱包に便利なテープ付き袋と出し入れしやすいテープなし袋があり、用途によって使い分けることができます。
OPP袋は言い換えると透明袋や、透明封筒、フィルム封筒など、いろんな別名で呼ばれていますが、パリっとして透明度が高いフィルムは、ほぼOPPだと考えて良さそうです。
OPP袋の特徴(優位性)
1 圧倒的な透明度で商品が引き立つ
OPP袋は何にでも使える梱包資材ですが、別名透明袋と言われているだけあって、とにかく透明度にかけてはフィルムの中では群を抜いてトップクラスです。このため、中古品の例えば、CDやDVDの販売においても、OPP袋に入れることで、清潔感、新品感を演出することが可能です。
オークションやメルカリで販売した本や、衣類などもOPP袋に入れただけで美しくなり、受け取った人にも満足して頂け、高評価にもつながります。
2 紙に比べて価格が安い
同じサイズの紙封筒と比較すれば、圧倒的な価格の安さを実感して頂けると思います。
例えばA4サイズの紙封筒と比べてみても、OPP袋テープ付きは、1枚2円80銭であるのに対して紙封筒は、10円近くします。
3 好きなサイズに加工ができる
OPPは熱溶着するフィルムで加工の工程が比較的シンプルなので、お好きなサイズに1ミリ単位で製造することが可能です。
弊社では、OPPの自動見積もりシステムにより、OPPシートや、OPP袋が1ミリ単位にてオーダーメイドで作成できます。テープ付き袋やテープなし袋、空気穴ありの袋など自由に指定することができます。陳列用のヘッダー付き袋や、印刷も1,000枚から製造可能で、この小ロット対応ができるのも、OPP袋の大きな特徴です。
4 透明で中身が見える
中身が見えるという事は、商品を見る人に安心感を与えます。
紙袋に入れた商品では、もちろん中身がみえません。
紙封筒で届いたダイレクトメール(DM)を開封せずに、そのままゴミ箱に捨てる方も多いのではないでしょうか?
OPP素材の透明封筒で、DMが届いた時は、中身を開封せずとも、何のDMかわかるため、見る人に安心感、透明感を感じさせます。
5 防水性がある
雨が降ると、紙封筒、紙袋はブヨブヨになって破れます。もちろん防水性の紙もありますが、コストがどんどんアップしていきます。
これに対して、OPP袋はフィルムですから防水性に優れ、雨に濡れても、中身が濡れません。
ダイレクトメールで雨に濡れた紙封筒が、配達不能で返送されてきたというのは、DM業者さんではよくある話です。
DM業者さん間では、特に透明のOPP袋がよく使われています。
6 納期が早い
OPP袋の場合、原材料のOPPフィルムの原反があれば、すぐに加工にとりかかる事が可能です。
すなわち、急な納期であっても、原反と製造ラインさえ確保できれば、1万枚程度であれば、その日のうちに製袋(せいたい)加工することができます。
一方、ポリ袋(PE袋)の場合は、原料となるチューブの原反の製造に2週間程度の時間を要し、さらにそこから、製袋(せいたい)作業が行われます。
ですから、納期が3週間から1か月と言われるのは、ザラです。
ただし、OPP袋のサイド部分は引き裂きには弱いので注意が必要です。
たとえば、重量物には不向きなので、少し透明度は落ちますが、 破れにくいCPP袋をご利用ください。
OPP袋とCPP袋の違いについて
OPP袋は、透明度が高く高級感がありコストパフォーマンスにも優れる、書類やDMを入れる袋として代表的な材質です。
CPP袋は、丈夫で破れにくい材質で、カタログや商品を梱包する袋としてよく利用されています。