遊戯王のルール
環境デッキに必ずと言っていい程入っている十二獣の強さについて
最近の遊戯王大会優勝デッキの中には、○○十二獣というテーマになっていることが非常に多いです。今回は○○のあとに来た十二獣というテーマに絞って解説します。
何故投入されるのか
一つには出張パーツとして元のデッキテーマを邪魔せず、召喚権を使わずに少なくともエクシーズモンスターと効果モンスター2体を並べる事ができるからです。
展開の仕方
十二獣の会局発動→手札・デッキから十二獣モルモラットA特殊召喚→十二獣モルモラットAの上に十二獣タイグリス、十二獣ドランシアを除く十二獣エクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚→素材になった十二獣モルモラットAの効果で手札・デッキから十二獣モルモラットB特殊召喚→エクシーズ召喚した十二獣の上に十二獣タイグリスをエクシーズ召喚→十二獣タイグリス効果で墓地の十二獣モルモラットAを素材に→素材になった十二獣モルモラットAの効果で手札・デッキから十二獣モルモラットCを特殊召喚→エクシーズ召喚した十二獣タイグリスの上に十二獣ドランシアと十二獣タイグリス、最初にエクシーズ召喚した十二獣を除く十二獣エクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚→前にエクシーズ召喚した十二獣の上に十二獣ドランシアをエクシーズ召喚
○○を除く十二獣と表現しているのは、必ずしも何でもよいというわけではありません。と言うのも、ルール上、十二獣エクシーズモンスターは『1ターンに1度、同名カード以外の自分フィールドの「十二獣」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。』となっているためです。また、十二獣ドランシアをエクシーズ召喚する前の十二獣エクシーズモンスターが十二獣ブルホーンや十二獣ライカであれば、獣戦士族のサーチや更に墓地の十二獣モンスターも特殊召喚が可能です。※十二獣ライカのモンスター効果で特殊召喚した十二獣はターン中、モンスター効果が無効化されエクシーズ素材にはできないため、出張デッキによっては使用するしないが分かれます。
フレシアの蠱惑魔は妨害役として、ダイガスタ・エメラルはドローと次の展開補助のためです。
或いは十二獣ブルホーンでサーチした熱血獣王ベアーマンを召喚し、十二獣モルモラットBとCのレベルを8にしてそれら3体を素材として熱血指導王ジャイアントレーナーをエクシーズ召喚するという選択肢もあります。
また、十二獣ドランシアを最後にエクシーズ召喚するのはその効果が妨害を兼ねているからです。2つ目の効果で、『1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。』となっているからです。
このように、相手の阻害と展開の両翼を召喚権を使わず1枚で完結できるのが十二獣の最大の強みです。今の環境であれば、大会に出場する際には十二獣を揃えておくことは重要といえるでしょう。