OPP袋とビニール袋の違いについて

ビニール袋とは、正確には塩化ビニル樹脂(塩ビ)の袋で、プールで使う透明のバッグや、透明のデスクマットなどを指します。

一般的には、フィルム製の袋やごみ袋、透明袋などをまとめてビニール袋と呼ぶ場合があります。しかしこれはあくまでもフィルムの袋の総称(俗称)で、
化学的には全てフィルム原料によって呼び名が決定されます。

他にフィルムの袋をナイロン袋と呼ばれる方もいますが、正式にはナイロンフィルムの袋で、具体的には真空パックなどに使われる袋を指します。

ポリ袋はポリエチレンの袋で、ごみ袋、レジ袋や、金魚すくいでもらう透明の袋はポリ袋です。(正確にはHDPEと、LLDPEに分けられます)

一方で、OPP袋は透明でパリパリっとしたラッピングに使う袋です。陳列用のぶら下げ袋はOPP袋です。DMなどに使われる透明封筒もOPP袋です。
花屋さんで使う透明のフィルムはOPPシートで、これを製袋加工することでOPP袋となります。

元々はすべて原油を原料として生成された製品ですが、フィルムの特徴によって使い分けされています。