カードスリーブでMTGを楽しむ方法

MTGを代表する歴代のコンボデッキ

カードスリーブ
どのカードゲームにもコンボデッキと呼ばれる一風変わった勝利方法を持つデッキが存在します。MTGのコンボデッキはどんな動きをするのでしょうか?
長い歴史の中から、特に面白いものを紹介します。


チャネルボール

Channelはライフをマナに変換するカードです。
生み出したマナを火の玉、Xマナを支払いダメージを与える呪文に注ぎ込んで20点のダメージを与えます。
あまりにもシンプルですが、20年前カードゲームで登場した初めてのコンボと呼べるかもしれません。Black Lotusと土地から1ターンキルが可能なこのコンボは後のカードゲームバランス、同名カードの枚数制限やカードの組み合わせについて大きな影響を与えました。
当時はChannel20枚・Black Lotus20枚・火の玉20枚が最強のデッキだったのです。


プロスブルーム

プロスブルームは97年初めて登場したトーナメントレベルのコンボデッキです。
情報に格差のあった当時のプロツアーで優勝を果たしました。
手札をマナに変換、カードを大量にドローしマナに変換を繰り返します。
複数のエンジンを搭載し、途切れないようにマナと手札を補給、生命吸収の一撃によってゲームに勝利します。
循環系と呼ばれるこのコンボはプレイの難易度が非常に高い一方、デッキ全てのカードが活躍しコンボを達成する非常に美しいデッキでもあります。
MTGにおける攻略情報の価値が一気に高まった瞬間でした。


MoMa

Mind Over MatterとThe Museum of Modern Art, New YorkでMoMa、カード名は精神力と美しい一人プレイを皮肉ってニューヨーク近代美術館でMoMaです。
こちらも循環系デッキなのですが、当時発売されたウルザズ・サーガに大量のキーカードが含まれていたためスタンダードでプレイできた最強クラスのデッキです。
98年の日本大会ではほとんどの参加者がMoMa、アンチMoMaを選択しました。
1ターンキル率は5%程度といわれていましたが、一度回りだしてからの安定性に優れ循環を繰り返すため開始から勝利までに時間がかかります。
禁止カードを大量に生み出した後も形を変え精神力が禁止されるまで生き残り続けました。

ネクロ・ドネイト

一時的にライフを20回復しますが、徐々に増えていく支払いが出来なくなった場合20点ライフを失います。
Illusions of Grandeurを支払いのみ相手に寄付し勝利するデッキです。
使用に耐えないカード同士の組み合わせで強烈なコンボになった代表的なデッキで、ライフを支払ってカードをドローするネクロポーテンスとの相性の良さでトーナメントを優勝するレベルの強さまで仕上がりました。
回復を活かして大量にカードを引けるので安定感も抜群、MTGらしいコンボデッキと言えます。


MTGでは沢山のコンボデッキが生まれては消えていきました。
他のカードゲームでもコンボが好きな方は是非チェックしてみてください。


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